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令和3年度 2学年総合的な探究の時間 東北大学出前講義 が行われました

10月7日に2学年を対象に東北大学出前講義が行われました。

希望進路などに合わせ、分野別に分かれての東北大学の教授等による講義(オンラインも含む)をとおして、大学での最先端の研究と学問に触れました。

 

講師一覧 

・教育学部 教授  青木 栄一  先生  ・法学部  准教授 諸岡 慧人  先生

・経済学部 准教授 亀岡 恵理子 先生  ・理学部  教授  森田 明弘  先生

・医学部  教授  小﨑 章子  先生  ・工学部  准教授 高橋 聖幸  先生

・農学部  准教授 伊藤 幸博  先生

 

            

 

          

 

今回の出前講義をとおして、生徒達は大学での学びについての理解を深めるとともに、専門分野の最先端の研究に触れ、一人ひとりが進路意識を高めることができたようです。

令和3年度医療系学部学科出前講義が行われました

 9月17日に医療系学部学科への進学希望者対象の医療系学部学科出前講義が行われました。

 参加生徒は、医学部、薬学部、看護学部、作業療法系に分かれ、大学教授等による講義(オンラインも含む)をとおして、大学での学びに触れました。

講師一覧

・福島県立医科大学 

 産科婦人科学講座 教 授 添田 周  先生  『産婦人科の魅力と、そこから見える日本』

・医療創生大学

 薬学部薬学科   助教授 松本 麻里 先生  『地域包括ケアシステムにおける薬剤師の役割』

 看護学部看護学科 准教授 勅使河原 薫 先生 『認知症の看護を学ぼう』

 健康医療科学部作業療法学科 講 師 春山 佳代 先生  

                    『「お箸でラーメンが食べたい」~小さな希望を叶える作業療法~』

 

 

 今回の出前講義をとおして、参加した生徒達は医療系大学での学びについての理解を深めるとともに、専門分野の研究に触れ、医療系の分野への進路意識を高めることができたようです。

 

令和3年度廃炉イノベーションツアーが行われました

 8月6日に福島イノベーションコースト構想推進機構のご協力のもと、廃炉イノベーションツアーが行われました。

 震災後の浜通りに集まっている最先端の技術・研究に触れ、福島第一原発の廃炉に向けた取組について理解を深めるとともに、復興や地域の課題について考えることを目的として関連施設の見学や体験活動を行いました。

 Jヴィレッジでは震災前から震災直後、そして現在までの施設の変化をパネルや施設見学をとおして知りました。震災直後の原発事故の収束拠点となったJヴィレッジの姿から、再び天然芝のピッチが戻り、全国さらには海外から集まった多くのスポーツ選手が利用する光景からは、Jヴィレッジがまさに震災からの復興のシンボルであると感じさせられました。

     (Jヴィレッジでの見学の様子)        (リプルンふくしまでの見学の様子)

 特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしまでは放射性物質に汚染されたごみの埋立処分の具体的な方法や、汚染されたごみの処理の状況について説明を受け、放射性物質を含む廃棄物の処分事業についての理解を深めました。

 福島エコクリエートでは産業副産物の「地産地消」や土木資材についての説明後、工場で実際に作られている様子を見学させて頂きました。石炭灰の有効利用について学び、地域の先端産業についての理解を深めました。

    (福島エコクリートでの見学の様子)  (福島ロボットテストフィールドでのドローン体験の様子)

 福島ロボットテストフィールドではドローン体験や最先端のロボット実験施設見学を行い、防災などに関わる最先端研究の現場を体験することができました。

 今回のツアーをとおして、参加した生徒達は廃炉や防災についての理解を深めるとともに、最先端の地域産業に触れ、新たな視点を養うことができたようです。

和歌山県立田辺高校との防災交流が行われました

 7月29日に和歌山県立田辺高校との防災に関する交流活動がオンラインで行われました。

 震災・津波被害などこれまでに複合的な被害を受けた経験をもついわき市の高校生と、南海トラフ地震等への防災に関する課題をもつ和歌山県田辺市の高校生が、防災・復興に関わる交流活動をとおして、防災意識を向上させ、災害や地域創生に向けての課題解決力を養うことを目的として、昨年度の3月から5回にわたって交流事業が行われました。

 5回目となる今回の交流では、これまでの取組のまとめの活動として、高校生が『地域の防災に対してできること』をテーマに、田辺高校のほか、ふたば未来学園高校、和歌山県の神島高校、串本古座高校の生徒の皆さんにも参加いただき、ディスカッションを行いました。

 

 和歌山県の高校生が防災について考えていること、それぞれの地域の災害対策の現状、実際に被災した当時の経験など、多くの意見が交わされ、各生徒が防災に関する理解を深めるとともに、防災に関する課題について考えることができました。

 また、講師として参加いただいたいわき市職員の方からは、いわき市の防災に関する取組のほか、災害時の行動や判断をするうえで大切なことなど、経験をもとにした貴重なお話をいただくことができました。

 

 今回の和歌山県の高校生との交流事業をとおして、参加した生徒達は地域の防災や災害後の地域創生について考え、新たな視点を養うことができたことと思います。

 今後も、将来の地域発展を目指して生徒達が主体的に取組める活動を進めていきます。

1学年 総合的な探究の時間『津波被災地区探究活動』が行われました

 6月14日(月)から7月1日(木)に渡って、1学年対象の総合的な探究の時間における、スーパーイノベーションハイスクールの取組の一環として、津波被災地区探究活動が行われました。

 東日本大震災での津波被害の状況や復興の様子を理解するとともに、いわき市や浜通りの課題について考えることを目的として、6月14日の事前学習、23日の現地研修、28日の事後学習、7月1日の発表会を実施しました。

 事前学習では津波の被害や震災当時の状況を調べる活動を行い、これを踏まえて23日の現地研修では久之浜地区と薄磯・豊間地区に分かれて被災した場所の見学や、語り部の方の講話、復興関連施設の見学などを行いました。

 

 

 

 実際に被災した場所を見学し、津波被害を経験された語り部の方のお話を聞くことで、生徒達は震災や津波の被害を知り、震災からの現在の復興の状況に触れることができました。自分の目で見て、直接聞いた今回の活動は、震災当時の記憶も少ない生徒達が震災について理解を深める経験となったようです。

 事後学習では現地研修の内容を振り返り、被災地やいわき市、浜通りの課題について考え、iPadを用いてスライドにまとめました。これらの活動の成果を各班が発表し、津波被災地区の震災当時と復興の様子、各自が感じた地域課題についてクラス内で共有しました。

 

 

 

 今回の津波被災地区探究活動をとおして、震災と復興という面から地域理解を深め、地域の課題について考えるきっかけをつくることができました。

 今後も、生徒達が主体的に課題意識をもって取組める活動を進めていきます。