SIH NEWS
2年次総合的な探究の時間「課題探究発表会」
2年次総合的な探究の時間において、10月11日にクラス発表会、10月28日に全体発表会を行いました。
2年次生はこの4月より、総合的な探究の時間において「浜通りの人材確保」、「浜通りの資源活用」、「浜通りの復興」の3つの大テーマの中から1つを選び、グループでテーマに沿った課題を探究する活動を行ってきました。1年次に行った「津波被災地区探究活動」、「企業・研究所訪問研修」といった現地に赴いて地域の実態と課題を目の当たりにする活動や進路講演会、取り組みたい課題を探る「探究BASICセミナー」や日常の生活で感じた疑問などから課題を見つけ、課題に対する仮説を立てました。その仮説に対する調査や研究、実証実験を通して検証を行い、この日を迎えました。
これまで、生徒は実際に課題が発生している現地に赴いたり、調査のために関係各所にアポイントを取って訪れて相談し企業と連携を図ったり、SNSを使ってアンケートを取ったり、実証のために実際に取り組んでみたりするなど、学校という枠を飛び越えて活動を行ってきました。
このような活動を行うことで、目の前にある課題について理解して取り組んでいく姿勢や、課題解決のためには一人ではなくグループまたは外部の方々と協働することが必要になることもあること、協働のためにどのようにすればよいのか、など教科学習だけでは学べない”非認知能力”の育成をすることができたものと思います。生徒の活動にご協力くださった方々にこの場をお借りしまして、感謝申し上げます。
今後も磐城高校では、あらゆる活動を通して、生徒の様々な能力の育成を図りたいと思います。地域の方々にお世話になることもあるかと思います。その際はどうぞよろしくお願いいたします。
【10月11日(金)クラス発表の様子】
【10月28日(月)全体発表会の様子】
2年次 東北大学出前講座
10月3日(木)の5~7校時、総合的な探究の時間において「東北大学出前講座」を行いました。
この活動は東北大学の先生方から研究内容についての講義を拝聴し、大学の専門分野の研究の一端に触れることにより、大学についての理解を深めるとともに、進路実現に向けて積極的に取り組む意欲を高めることを目的としています。
福島イノベーション・コースト構想のトップリーダー育成事業の1つとして2年次と進路指導部が主催となり、毎年行われています。
今年度は11名の先生方から講義をいただきました。お忙しい中、本校の生徒のためにありがとうございました。
生徒は先生方の研究内容についての熱いお話に引き込まれ、自己の興味・関心に基づく研究を行うことの面白さや大切さを学ぶことができたようです。
講義の後の生徒の目の輝きがそれを物語っておりました。
今後も生徒が進路目標を明確にし、目標の実現を果たし、さらにトップリーダーとして活躍できる人材となるように、教育活動を進めてまいります。
2年次大学訪問研修
9月19日(木)、2年次生が大学での施設見学や説明を通して大学や学部学科の理解を深め、進路実現に向けて意識を高めることを目的に、筑波大学・山形大学・宮城教育大学の3校へ大学訪問研修に行ってまいりました。
生徒は大学の模擬講義を受けることで、将来の進学について深く考えることができました。
また、大学の空気に触れることで将来の進学について思いを馳せ、学問についての意識を高めることができたようです。
今後もこのような進路意識を向上させるような取り組みを通して、生徒の進路実現とリーダーシップの育成に努めていきたいと考えております。
なお、この事業は福島イノベーション・コースト構想の人材育成プログラムの一環として行いました。
ようこそ先輩
8月29日(木)、2年次の総合的な探究の時間において、「ようこそ先輩」を実施しました。
この活動は、本校出身の現役の大学生から大学の講義や研究内容、学部・学科についての話を聴くことにより、大学についての理解を深めて進路意識を明確にすることを目的として毎年行っているものです。
今年は令和4年度の卒業生を主として14名の先輩が来てくれました。
2年次生は先輩から学部・学科の説明や大学生活、高校時代の勉強方法などを聴き、受験や大学生活など将来の自分について想像し、今後の見通しについて考える機会となったようです。
今後もこのような進路意識を醸成する取組を行っていきます。
令和6年度 Joshikaiに参加しました
7月27日(土)~28日(日)に、双葉町産業交流センターで行われた、「国際メンタリングワークショップ Joshikai in Fukushima」に本校の1年生が1名参加しました。全国から主に理系進学を希望する女子高生が約40名と、米国イリノイ州から4名の女子高校生が集い、自分たちの将来について、国内外の女性研究者メンターのアドバイスも踏まえながらディスカッション・プレゼンテーションを行いました。ポスターセッションやメンターの方々の講演も行われ、有意義な時間を過ごすことができました。本校から参加した生徒は最初こそ緊張していましたが、最後のラウンドテーブルミーティングでは堂々と自分の疑問を質問する姿が見られました。
28日には、5月にテキサスでの国際ワークショップに参加した本校生徒が、他のメンバー4人とともにテキサスでの経験を生かした成果発表を行いました。
また、引率教諭と国内外の研究者、NDFメンバー(磐城高校OBの方がいました)、NEAメンバーによるセッションも行われ、ジェンダー格差の実態や現在行われている施策、将来的な展望について活発な意見交換ができました。
令和6年度ICT教員研修会
8月7日(水)の午後より令和6年度ICT教員研修会を行いました。
生徒一人一台端末を効果的に利用して学力向上を図るために、本校研究開発部教員研修係の重川教諭を講師として、「Canva」と「Padlet」の使用方法と授業での実践例について学びました。
生徒が考察したことをディスプレイに提示し内容を共有することで多角的な視点を持つことができるようにしたり、教室内の生徒全員が発問に対して考えて意見を表現したりするために、「Canva」と「Padlet」効果的であることを学びました。
また、生成AIについても紹介があり、多忙化解消への一助になることも合わせて使用の提案がありました。
今後も生徒の学力向上や教員の指導力向上のために、教員研修を通して研鑽を図っていきます。
1年次総探 「津波被災地区探究」 実施
1年次では総合的な探究の時間における活動として、津波被災地区探究の現地学習を行いました。
6月19日(水)には、いわき市で津波被害があった久ノ浜、薄磯・豊間の2つのコースに分かれ、1年次の全生徒が参加しました。
語り部の方々のお話や資料館の見学を通じて、被災当時の状況について理解を深めることができました。
翌週の25日(火)には調べた内容をポスターにまとめ、28日(金)には発表を行い、いわき市の津波被災地区の現状について、活発な質疑応答も行われました。
被災地域の現状について理解を深め、復興に向けた課題を考えるうえで、貴重な機会となりました。
<見学の様子>
<ポスターを作成>
<発表の様子>
令和6年度 1年次 津波被災地区探究活動①
5月17日(金)1~3校時に、1年次生が今年度初めての探究活動を行いました。初回ということで、最初に探究活動に関するガイダンスを聞いた後、福島イノベーション・コースト構想推進機構の飯田様より講演をいただきました。一生懸命メモを取りながら講演を聴く生徒が多数見られました。
このあと津波被災地区動画を視聴した生徒たちは、各クラス7班にわかれて、6月19日(水)に行われる津波被災地区の現地研修に向けて事前調べ学習を行いました。班のメンバーとよく話し合い、被災地区の現在の課題を見つけていきましょう。
令和6年度イノベーション進路講演会
5月21日(火)の午後に今年度の「イノベーション進路講演会」を行いました。
講師として、2012年に日本人唯一のミスインターナショナルになられた吉松育美さんをお招きしました。
吉松さんをお招きするにあたっては、磐城高校の在京同窓会にお骨折りいただきました。
吉松さんから、継続することで成果が現れること、成功体験を積み重ねること、やらずに後悔するよりもやって後悔すること、失敗から学ぶこと、他人と比較するのではなく過去の自分と比較すること、自分自身を否定しないこと、夢を口に出すことの大切さをお話しいただきました。
今後も磐城高校ではこのような講演会をとおして、生徒の自己実現に結び付くように指導してまいります。
2年次総合探究の時間
5月14日(火)の2~4校時に、2年次の総合探究の時間が実施されました。この時間はまず、3つの大テーマ「浜通りの人材確保」「浜通りの資源活用」「浜通りの復興」から興味のあるものを一つ選び、自分で探究してみたいことを紙に書きだします。次にその紙を黒板に貼り、似たものを生徒たちが仕分けし、3人程度のグループをつくりました。
次にグループごとにわかれて話し合い、自分たちの活動の具体的なテーマを決めました。これから10月の発表会に向けて探究活動が本格化します。よく話し合って、自分たちのテーマに様々なアプローチを試みてください。
本校は平成30年度から、福島県教育委員会より「福島スーパー・イノベーション・ハイスクール(福島SIH)」に指定されました。
「地域の復興・未来の創造に向けて先端的研究に啓発する人材育成プログラム」をテーマに、新たな産業の創出・集積に資する研究者や経営者・起業家等、トップリーダーとして福島イノベーション・コースト構想を牽引し、浜通り地域・日本、国際社会で活躍できる人材を育成します。