SIH NEWS

3年次課題探究発表会

5月8日(水)1~4校時、校内にて「3年次課題探究発表会」を行いました。

3年次生全員が昨年度の「地域探究」において取り組んだ内容を1、2年次生に発表し、発表について感想をもらうことで自分の取り組みについて振り返ることと、2年次生にとってはこれから取り組む課題探究についてのテーマ設定などのヒントを得ること、1年次生にとっては今後の探究活動の見通しを得ることを目的に実施しました。

3年次生は先輩であるゴージャスさんのモノマネをしながら発表をすることで聴衆の興味を引こうとする生徒もいたり、理路整然と自分がとったアンケートや資料から得たデータを活用して自分の主張についての根拠を示したり、問いを投げかけて発表に繋げたりと、思い思いのスタイルで発表を行っておりました。

また、質疑応答では素朴な疑問を聞いたり、主張の根拠を確認したりするなど活発な議論もありました。

それぞれが感想を付箋にまとめ、それを台紙に張ることで発表した3年生がフィードバックを得ることができるようにしました。

3年次生はこれからの探究の時間では論文を作成し、その成果をまとめていきます。

今後も磐城高校では総合的な探究の時間などを通して生徒が「本質を探り究める」ことができるように指導してまいります。

ふたば未来学園 未来創造探究生徒発表会参加

5月2日(木)、ふたば未来学園中学校・高等学校で開催されました「未来創造探究生徒発表会」に本校代表として2年次生の佐藤遥磨さん、吉田葵さん、門馬心春さんの3名が参加してきました。

3名の生徒は昨年度の「企業・研究所訪問研修」で取り組み、さらに今年2月に開催された「令和5年度イノベーション成果報告会」で報告した内容をベースに、その成果として、「いわき発信の食のブランドの提案」を発表しました。

発表の際はふたば未来学園中学校・高等学校の生徒やWWLの連携校の生徒、地域の住民や保護者など多くの方々が発表ブースにお越しいただき、真剣に耳を傾け、多くの質問を寄せてくださいました。

発表した内容について、付箋に感想を書いてくださったことで多くのフィードバックを得られ、生徒たちは新たな気づきも得られたようです。

このような発表会にご招待してくださった、ふたば未来学園中学校・高等学校の皆様にはこの場をお借りしまして感謝申し上げます。

今後もこのような外部の発表会に参加することで、生徒のさらなる成長を促していきたいと考えております。

 

2年次総合的な探究の時間「2年課題探究」

4月16日(火)1・2校時に今年度初めの2年次総合的な探究の時間が行われました。

今回は、昨年度末に実施した「探究BASICセミナー」をふまえて、入試期間や春季休業中に個人の興味・関心から”プチ探究”を行い、その内容を新クラスでのアイスブレイクも兼ねて発表するという活動でした。

マイストローの提案や課題(宿題)不要論、民族楽器などさまざまなものをテーマにしてとりあげていました。

生徒たちは春季休業中の課題が多く出される中、調べたり、考察したり、資料を作成したりと、よくがんばってプチ探究に取り組んでいた様子でした。

今年度2年次生は、学校で設定するテーマ(浜通りの人材確保、浜通りの資源活用、浜通りの復興)のいずれかに基づいて課題を設定し、その課題を解決する探究活動に取り組みます。

生徒の探究が、地元地域の良いところの発見・再確認や今後の発展につながることを期待しています。

 

 

3年次総合的な探究の時間「地域理解探究」

4月12日(金)、今年度1回目の3年次総合的な探究の時間「地域理解探究」を行いました。

3年次の総合的な探究の時間では、これまでに行った探究の成果をまとめて発表する活動や活動を整理する活動、進路実現に向けた活動を行います。

この日は、新クラスでのアイスブレイクも兼ねて、昨年行った探究をクラス内にて発表する活動を行いました。

生徒たちは自分が行った探究について、熱心にクラスメイトに伝えようと頑張っておりました。

また、発表を聞く側の生徒も興味を惹かれ、真剣に耳を傾けている様子でありました。

生徒の取組の様子から、磐城高校が学校生活を通して生徒に身につけてほしい資質や能力をまとめた『磐城高校ルーブリック』の項目である「表現・伝達力」や「リスペクトの心」(自他を認め対話を尊重し、思いやりの心を持ちながら共存・協働できる資質・能力)が着実に育っていることを実感しました。

今年度も総合的な探究の時間を通して、生徒の資質・能力を身につけさせる活動を行ってまいります。

令和6年度磐城高校教員研修会

4月4日(木)、令和6年度磐城高校教員研修会を行いました。

講師として、NPO法人カタリバの双葉みらいラボで拠点長をされている横山和毅様と同スタッフの米田若菜様をお招きし、総合的な探究の時間および探究的な学びについて理解を深め、探究学習における生徒への関わり方を学び、教員の指導力向上と生徒の学力向上を図ることを目的に研修会を行いました。

 

 

 

 

 

 

昨今の学びの変革に対応するべく、講師のお二人からの講義やグループトークを通して、総合的な探究の時間および探究的な学びについて理解を深めました。

今後も磐城高校では、教員研修会を通して教員の指導力向上と生徒の学力向上を図っていきます。

なお、この研修会は福島SIHの事業の一つとして行われました。

 

1年次探究BASICセミナー

3月4日(月)1年次総合的な探究の時間において、「探究BASICセミナー」を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講師として株式会社オーナーの代表取締役である佐々木敦斗さんと東北大学スタートアップ事業化センター副センター長の早坂昌彦特任教授(本校OB)をお招きして、開催しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒は「探究」に関する講話や教材の使用方法の説明を受けた後、教材を使いながら各々の興味・関心がある題材を取り上げ、その内容をまとめて、クラスメイトに発表する活動を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、研究開発部から来年度の総合的な探究の時間について概要を説明し、今回取り上げた内容について入試期間から春季休業中にかけて「プチ探究」として取り組むことを伝えました。

次年度の最初の総合的な探究の時間ではこの「プチ探究」の発表を新クラスで行うところから始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後も磐城高校は「総合的な探究の時間」を通して、学力の向上や進路・将来の目標設定に結び付く活動を行います。

令和5年度福島イノベーション・コースト構想の実現に貢献する人材育成 成果報告会

2月22日(木)に、日本大学工学部で行われた福島イノベーション・コースト構想推進機構主催の「令和5年度福島イノベーション・コースト構想の実現に貢献する人材育成 成果報告会」に参加しました。

本校からは、1年次「企業・研究所訪問研修」でマルベリィさまからいただいた課題を基に探究し、提案した内容を商品化していただいたグループの生徒2名が代表として参加しました。

午前中は開会後、福島ロボットテストフィールド副所長の若井洋先生と高知大学副学長の受田浩之先生のご講演がありました。

若井先生からはドローンの飛行メカニズムとその活躍場面について、受田先生からは食の価値創造による持続可能な地域づくりについてお話をいただきました。

午後からは活動報告会にて生徒が発表を行いました。

代表生徒は、総合的な探究の時間に行った成果を外部に向けて発表する準備を行うことでさらに探究を深め、実際に発表や質疑応答への対応をすることでより自信を持ち、次の探究に向けて意欲を持つことができたようです。また、他校の探究成果に触れ、企業の提供する体験活動に参加したことで、より刺激を受けたようでした。

今後も磐城高校は探究的な学習を進めていくことで、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」から成り立つ生徒の学力向上に努めてまいります。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和5年度 震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部交流会

 1月29日(月)に福島県教育委員会主催による「令和5年度 震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部交流会」が、双葉町産業交流センター(双葉町)にて行われました。この交流会は、震災と復興に関する地域課題探究学習を通して、福島における震災、復興、そして未来について、自分の考えを持ち、自分の言葉で語ることのできる高校生(「高校生語り部」)を育成するための事業のまとめとして実施される報告会です。本校からは1年次生武藤梨愛さん、桑田眞大さんの二人が代表として参加しました。

 

 

 

 

 

 午前中は、交流会会場がある中野地区復興産業拠点に昨年4月建設された浅野撚糸株式会社双葉事業所フタバスーパーゼロミルへ移動し、工場の見学をさせていただきました。見学に先立って、浅野撚糸株式会社代表取締役社長浅野雅己氏のあいさつがあり、なぜ双葉町に工場を建設したのか、浅野氏と福島県の繋がりなどをお聴きすることができました。

 

 

 

 

 

 

 昼食休憩後、双葉町産業交流センターに移動し、交流会に参加した16の高校の語り部による発表が行われました。タイやフランスでの現地研修を行った安積高校、東日本大震災当時の話を紙芝居で語ったいわき総合高校、豪雨災害からの学びと取組を説明した只見高校など、興味関心を惹く発表が多く、大変学びの多い時間となりました。また、本校代表の二人は「記憶の継承~伝災と減災~」というテーマのもと、昨年の津波被災地探究学習で学んだこと、そこから考えた取組について発表しました。

 

 

 

 

 

 

 今後も磐城高校はこのような学びを通して、いわき市を想い地域の未来を考え、その課題解決を探りながら積極果敢に未来を切り拓いていく人材育成に取り組んでいきたいと考えております。

東日本大震災メモリアルday2023

1月19日、20日の2日間、宮城県多賀城高校にて開催された「東日本大震災メモリアルday2023」に本校から1年次生徒4名が参加しました。

本行事は、東日本大震災の経験と教訓を全国各地・後世に継承し、全国の高校生が自分の地元地域の防災・減災に関する問題や課題を焦点化し、自分事とするきっかけを作ることを目的に2016年度から行われています。今回全国から27校が一堂に会し、災害があったことを未来へ語り継ぐ「伝災」というメインテーマのもと、基調講話やグループワーク、ポスターセッションによる研究発表、フィールドワークなど多彩なプログラムが実施されました。

1日目は、東北大学災害科学国際研究所准教授 佐藤 翔輔先生による基調講話「災害があったことが”伝わる”ために」を拝聴した後、「伝わるためにできることとは?」というテーマでグループワークを行いました。災害の記憶を後世にどのような方法で伝え、どのように行動していくかを同世代で議論し合うことで、震災そのものを経験していない世代が増えていくこれからの時代に,自分の言葉としてそれを伝えていくことの重要性を感じていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日目は、参加校によるポスター発表が行われました。本校は「記憶の継承~伝災と減災~」というテーマで、6月に行われた津波被災地区探究活動における語り部さんによる講話を基に、災害の悲惨さや津波・原発事故の恐ろしさを後世に伝え、若い世代が身近に行動することの大切さについて発表しました。午後の「津波伝承まち歩き」では、多賀城高校災害科学科の生徒の案内で、多賀城市内の津波被害箇所や伝承の工夫について巡検を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒は、2日間の交流を通して、減災及び伝災に対する新たな学びを得るとともに、自分の言葉で震災を伝えていくことの大切さを感じていました。今後は「未来の被災者」を少しでも減らすとを目標に、学校や地域に還元できるようにしてきたいと考えています。

宮城県多賀城高校をはじめとする全国の参加校の皆様には、貴重な機会をいただけたことに感謝申し上げます。

なお、本行事の参加にあたっては、三菱みらい育成財団様からご支援をいただきました。

1年次 総合的な探究の時間「企業研究所訪問研修」

 本校1年次生徒は、11月から「企業研究所訪問研修」に取り組んできました。この探究活動では、8コース(16の企業)に分かれ、各企業から与えられた課題に対し、各班で解決策や提案を考えました。

 11月24日には、各企業に訪問しました。事前学習で作成したスライドを用いて、各班で考えた解決策を発表し、各企業の担当者様から意見をいただきました

【事前学習の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【現地研修の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月4日には、本校で発表会を行いました。現地学習において各企業からいただいた助言をもとに解決策の練り直しや改善を施し、各班が発表を行いました。

【発表会の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 生徒は、各企業から講評を受け、新たな課題や問題に直面し、更なる探究の必要性を感じていました。また、企業研究所訪問研修全体を通して、生徒が自分の住む町・地域の現状や未来の展望を考える良い機会となりました。この経験をもとに、来年度の「地域探究」に繋げていきたいと思います。