臨時のお知らせ
卒業生及び卒業生保護者の皆様
本校の卒業アルバム制作を発注した会社(斎藤コロタイプ印刷)へのランサムウェア攻撃の影響により、卒業アルバムに係るデータ(写真、氏名等)漏洩の可能性があることが判明しました。
現時点で情報が悪用されるなどの二次被害は報告・確認されておりませんが、本件に関するお問い合わせにつきましては、下記【お問い合わせ先】までお願いします。
記
1 漏えいの可能性のあるデータ
2023年度卒業アルバム記載データ(氏名、写真等)
(※令和6年3月の卒業生)
2【お問い合わせ先】
斎藤コロタイプ印刷株式会社
個人情報窓口
〒980-0811 宮城県仙台市青葉区一番町2-7-10
Eメール soumu@saicollo.co.jp
電話 022-222-5481 FAX 022-222-5416
新着
お願い
去る7月4日、北体育館に自転車通学生を集めて、現在の自転車通学の状況についての話をした後で、「自転車通学生のヘルメット着用率調査」を行いました。その結果についてご報告いたします。
○結果 自転車通学生総数188名中 ヘルメット着用者165名 着用率87.8%
【内訳】1年生62名中 着用59名 着用率95.2%
2年生67名中 着用62名 着用率92.5%
3年生59名中 着用44名 着用率74.6%
2024年の調査では、福島県のヘルメット着用率は18.2%(全国順位14位。いわきが県内で最も高く50%)でしたが、それを大きく上回る結果となりました。ちなみに全国1位の愛媛県は69.3%でしたので、磐城高校のヘルメット着用率はそれすら上回る素晴らしい数字です。これもヘルメットをかぶることの本質を考えてくれた生徒諸君と保護者の皆様のご協力のおかげだと思います。ヘルメットの着用が「努力義務」であるにもかかわらず、学校側の呼びかけに対して、ご理解ご協力いただいたことに、この場を借りて御礼申し上げます。
ただ、自転車通学生の「命を守る」という観点からいくと、ヘルメット着用率については100%を目指すべき数字だと思います。本校では数少ないヘルメット非着用者が、自分自身で命を守る観点から、早くヘルメットを着用してくれることを願うばかりです。各家庭でも引き続きご指導のほどお願いいたします。
今回は、アンケートの中で、ヘルメットを着用している生徒に対しては「ヘルメットをかぶらない人/ことに対してどう思うか」、ヘルメットを着用していない生徒に対して、「なぜヘルメットをかぶらないのか」を答えてもらいました。それぞれについての回答は以下の通りです。
【ヘルメット着用者→「ヘルメットをかぶらない人/ことについてどう思うか」】
危険、死んでしまうからかぶった方がよい、命を大切にしてほしい、かぶりたくない気持ちはわかるが命が大切、自己責任、かぶるかぶらないは自由、努力義務であって義務ではない、何とも感じない等、様々な意見が出ましたが、意見の多くが「かぶらない人に対して、事故を起こしたときのことを考え、リスクを考えた行動をするべきだ」というものでした。
【ヘルメット非着用者→「ヘルメットをかぶらない理由」】
持っていない、まだ買っていない、かぶるのが面倒、暑い、みんながかぶっているわけではない、ヘルメットの管理が難しい、事故を起こす気がしない等、以前に比べて髪型等について触れる人は少なくなりましたが、まだまだ自分勝手な理由をつけてかぶらない人が多いようです。かぶっている人たちに命の心配をされています。自分の運転技術を過信することなく、自分の命を自分で守る意識を持ちましょう。
磐城高校 生徒指導部
本校では、学校周辺での自家用車による送迎について、自粛をお願いしています。周辺の道路は狭く、車のマナー違反により近隣の住民の方に大変な迷惑をおかけするとともに、混雑時には非常に危険な状況にいたるからです。特に朝の登校時間帯や夜7時過ぎは大変混雑し、危険な状況にあります。不幸な事故を起こさないためにもご理解ご協力をお願いいたします。
止むを得ず送迎が必要な場合は、学校周辺は避け、いわき駅周辺等でお願いいたします。
NEWS
AI活用による英語教育強化事業の授業公開が本校で行われました
本校は、令和7年に「AIの活用による英語教育強化事業」のモデル校として指定を受け、英語AI活用リーダーを中心にGELPなどのAIアプリケーションやGeminiなどの生成AI等を活用した授業実践に挑戦しています。この日は、活用リーダーである後藤浩之教諭による1年次「英語コミュニケーションⅠ」、同じく活用リーダーの山口知子教諭による2年次「論理・表現Ⅱ」の授業公開を行いました。
「英語コミュニケーションⅠ」では、単元最初の活動としてエッセーライティングを行いました。最初に論理的な文章を書くためのエッセンスを確認し、後藤教諭が書いた文章を生徒全員で自由に話し合いながら添削をしたり、自分が書いたエッセーをペアで交換して改善点を指摘してもらったりして、エッセーの構成の仕方について知識を深めました。その後、エッセーを各々AIアプリ(GELP)に打ち込み、英語の正しさと内容の面を添削させ、AIからの助言や改善点を確認し、さらにその内容をペアで確認しました。1年次生は、AIの活用を始めたばかりなので機器操作においてやや個人差はあるものの、AIからの助言に興味深そうに反応をしていました。情報リテラシーを高めながら、今後もどんどん活用を進めていく予定です。
「論理・表現Ⅱ」では、GELPを使った高速リスニング活動から始まり、その語エッセーライティング活動に入りました。他クラスのエッセーライティングをもとによくある文法や語彙の間違いについて確認をした後、「起業」をテーマにペアでブレインストーミングを行い、内容の論理構成の仕方について知識を深め、各自100語程度の作文を書きました。その後、書いたエッセーを音声でGELPに入力し、添削させ、その文章を活動シートに書くことで洗練された英語の表現を覚えるというところで授業が終了しました。2年次は、年度当初から授業だけではなく自主課題としてもGELPに慣れ親しんでいることもあり、スムーズにAIの操作をしていました。
今回の授業公開には、文部科学省の専門員の方や本事業の事務局担当者をはじめとして、県内中学校・高等学校から31名の方々が参加しました。あらためて、教育現場でのAIの活用の関心の高さが伺えます。公開授業の後は、研究協議を行い、山口教諭、内藤隆宏教諭から本校の実践紹介をし、さらに英語教育におけるAIの活用の仕方について参加者同士で情報交換を行いました。参加者からはAIは何でも答えを与えてくれるのでAIの使用場面については厳選すべきであるという意見が多く、特に、AIが生徒たちの考える力を阻害してしまうことに対しての懸念が強いように感じられました。今回の公開授業では、エッセーの論理展開を考える場面で、教師が主体となり生徒同士の協働作業で発想力を育み、その後各自が書いたものに対してAIに添削・助言をさせるなど、個別最適な学びにふさわしい場面でのAIの補助的な活用の仕方に参加者からの高い評価をいただきました。
AIの活用は間違いなく、これからますます教育現場に入ってきますが、その活用の在り方はまだ手探り状態です。生徒たちの情報リテラシーを育む教育も急務です。この事業をきっかけに、磐城高校の英語科一同、AIにすべてを任せるのではなく、効果のあるよりよい活用の仕方について研究を続けていきたいと思います。ご家庭においても、生徒たちがどのようにAIを生活で活用しているのかということについて、共有していただきたいと思います。