令和7年7月23日(水)、夏季課外2日目の午後に、平消防署の協力を得て、本校職員を対象としたAED(自動体外除細動器)講習会を実施しました。
けが人や急病人が発生した際、その場に居合わせた人が速やかに応急手当を行えば救命効果の向上や治療の経過にもよい影響があります。突然の事故に臆することなく対応できるようにするため、参加した本校職員は真剣なまなざしで、心肺蘇生法(心臓マッサージ)とAED操作、緊急性の高いアレルギー症状に対応する「エピペン」の使い方について学びました。



一連の実技講習を通し、目の前の要救護者の命を救うために、私たちがとるべき手順や周囲へ指示、心構え、留意点をあらためて確認することができました。
本日の講習会は個人の救命スキルの向上だけでなく、地域社会全体にとっても大きな役割を果たす取り組みであると感じました。
後半は、担架による搬送についても学びました。成人男性を搬送する際に要する力は思ったより大変でした。負傷者の足側の方向へ移動することなど、その留意点について確認しました。
本講習会で学んだ一次救命処置を生かし、本校における教育活動の緊急時の対応はもちろんこと、地域社会の一員としてもその役割を果たしていきたいと思います。
ご指導いただいた平消防署の皆様、ありがとうございました。
7月18日(金)、本校体育館にて夏休み前の全校集会が行われ、それに先立ち、全国大会へ駒を進めた仲間たちを応援する壮行会が盛大に執り行われました。
全国大会壮行会~熱いエールが送られました!
壮行会では、校長先生の激励のあと生徒会長から選手たちへ熱いメッセージが贈られました。「戦いは最後まで何が起こるかわかりません。例えば、野球では9回2アウトから勝敗がひっくり返ることもあります。最後まで諦めずに頑張って戦ってきてください!」と力強いメッセージが送られました。
続いて、全国大会に出場する各部活動の代表者が挨拶しました。山岳部の代表からは、「競技の場は山なので、電波は届きませんが、皆さんの応援はきっと届くと思います。応援よろしくお願いします!」と、ユニークながらも感謝の気持ちが伝えられました。また、女子ラグビー部の代表は、「部員とは、部活動は100%、勉強は200%頑張ると話しました。応援よろしくお願いします!」と、文武両道を誓う決意を表明しました。



7月17日(木)のアセンブリーで新たに誕生した第79代応援団を中心に、全校生徒による力強い応援が選手たちへ向けられ、会場は一体感に包まれました。
校長先生からのメッセージ~未来を創る高校生へ

壮行会の後に行われた夏休み前の全校集会では、校長先生から生徒たちへ、高校生としての心構えについて深く考えるメッセージが贈られました。
校長先生は、生徒たちに「高校生として何を考え、何を解決していくのか。たとえ解決に至らなくても、その考え方は将来大人になった時に社会をどう変えていく力になるのか、変えた結果何を実現したのか、そこまで考えてほしい」と語りかけました。「皆さんは未来の大人です。皆さんが未来を創り、その未来がより良いものになるかどうかは、一人ひとりが自分に与えられた時間とどう向き合うかで大きく変わると感じています」と、主体的に時間を使うことの重要性を強調しました。
「高校生という時間はあっという間であり、3年次生にとっては残りわずかです。その瞬間は二度と取り戻すことのできないものです。その瞬間を自分なりに受け止め、自分の未来につなげていくことが大切です。自分のために自分に与えられた時間をどう使うか。『使いなさい』と他人から言われてやるのではなく、できれば主体的に時間を使ってほしい。受け取るのではなく、自分から取りに行く。スタートラインで時間の使い方を考えてから、有意義な夏休みに入ってほしい」と、自らの意思で行動することの意義をお話しされました。
各指導部からの連絡
進路指導部長からは、年次別に夏休み中の学習について具体的なアドバイスがありました。
-
1年次生へは「中学校とは違う、高校生レベルの学習習慣を身につけよう」。
-
2年次生へは「目標を高く持ち、その実現には努力や責任を伴うが、努力する価値はある」。
-
3年次生へは「やれればできる。決断し努力できるか。覚悟を決める夏にしよう」と、進路実現に向けた心構えが語られました。
最後に、生徒指導部長からは、磐城高校生のヘルメット着用率が1年間で87.8%に伸びたことが報告されました。「皆さんの命を守るのは皆さん自身です。ヘルメット着用をはじめとして、交通ルールに気を付けてください」と注意喚起がありました。また、「夏休みの過ごし方に関するプリントが本日配布されます。保護者の皆様へのお願いであるとともに、皆さんへのお願いでもあります」と説明がありました。特に「山、川、海などの夏ならでは事故に気をつけることに加えて、スマートフォン、特にSNSに起因する問題には十分注意しましょう」と、改めて注意が促されました。
7月22日(火)からは夏期課外が始まります。進路実現に向けて、磐城高校生一丸となって頑張りましょう!
7月17日(木)ASSEMBLY(文化部発表会)が行われました。当日の様子を写真で紹介します。













第78回福島県総合スポーツ大会バレーボール競技会(少年男子の部)が、7月3日(木)~5日(土)にあいづ総合体育館等で行われました。
本校男子バレーボール部は少年男子の部でベスト8に入り、11月19日から行われるFTV杯(春高バレー予選会)の出場権を得ました。
本校男子バレーボール部のFTV杯出場は、平成19年度以来18年ぶりとなります。FTV杯でのさらなる活躍を期待しています。

本校2年生、英語コミュニケーションⅡの授業で、教育を受けられない世界の子供たちに本を届けるボランティア団体の活動について学びました。レッスンのまとめとして、ボランティアについて考えることを、AIと対話してもらいました。

①AI利用にもリスクはある
スマホの利用にもメリット・デメリットがあるように、AIの利用にもメリット・デメリットがあるはずです。
スマホに依存性・中毒性があるように、自分の頭で考えずに何でもAIに聞いて済ませようとする人も出てくるでしょう。
しかし今の時代、スマホやAIをまったく使わないのも現実的ではありません。リスクも踏まえて、適切な利用の仕方を考えていくべきです。
②まずは、使ってみる
AIの利点は、各自のペースで個別学習ができることでしょう。今回はGoogleのGeminiを使って、AIと文字で対話してみます。
最近はいろんな入力方法があるとはいえ、キーボード入力は、まだ必要なスキルだと思います。
③AIに指示をする(プロンプト)
AIへの指示文は、教員が用意し、コピー・貼り付けで入力、でもいいでしょう。今回はGoogle Classroom上で、課題を配信・提出にしました。
④応答のレベルを調整する
特に指示しなければ、AIはネイティブの語彙で饒舌に話してきて、圧倒されます。「簡単な英語を使ってね」「発言は短く抑えてね」などと伝えると、調整してくれます。
⑤まずは質より量で
AIに指示すれば添削もしてくれますが、最初から正確性にこだわると、間違いを恐れて「遅く少量のアウトプット」になりがちです。
まずは気軽に、大量に読んで大量に書きながら、徐々に洗練させていくほうがよいと思います。
⑥正解を聞くのではなく、自分の思考を深めさせたい
AIに聞けば一瞬で「正解らしきもの」を教えてくれますが、それでは「自分で考えない人間」になるだけです。「対話・やりとりを通して自分の考えを深めるような使い方」ができればいいなと思います。

この度、本校野球部にゆかりのある地域の方から、夏の甲子園準優勝(昭和46年)の際の記念品を寄贈いただきました。
全国高校野球選手権福島県大会に向けて練習している生徒にも大きな励みになりました。
こういった地域の皆様からの思いを力に、7月12日に迎える初戦に向けて頑張ってまいります。

6月22日(日)、いわき市文化センター大ホールにて、合唱部第50回定期演奏会を開催いたしました。猛暑の中、ご来場いただき、誠にありがとうございました。今回は50回という節目を迎え、総勢60名ほどのOBOGの皆様にもご出演をいただきました。 また、70回卒生とは「わが侞抒情詩」を共演し、アンコールでは磐城高校合唱部の定番曲「春よ、来い」を演奏させていただきました。

今回の定期演奏会の開催は、OBOGの皆様、保護者会の皆様、そして来場して頂いた皆様のご協力のもと開催することができました。厚く御礼申し上げます。
6月20日(金)から22日(日)まで会津水泳場にて行われた、インターハイ福島県大会に参加し、男女各種目で東北大会への出場権を獲得しました!
個人の主な結果は以下の通りです。
男子 4×100m メドレーリレー 7位
(金成翔斗(3年)、澤出眞秀呂(1年)、丹野愛斗(2年)、鈴木佑(1年))
100mバタフライ 金成翔斗(3年)4位
200m平泳ぎ 澤出眞秀呂(1年)8位
女子 4×100m メドレーリレー 7位
(菅野萌衣(2年)、赤津結映(1年)、荒川果凜(1年)、山口紗知(1年))
4×100m フリーリレー 8位
(赤津結映(1年)、荒川果凜(1年)、菅野萌衣(2年)、山口紗知(1年))
4×200m フリーリレー 6位
(荒川果凜(1年)、鈴木結菜(2年)、村上史織(1年)、小林広奈(2年))
100mバタフライ 荒川果凜(1年)6位
200mバタフライ 荒川果凜(1年)3位
400m個人メドレー 小林広奈(1年)8位
これらを含め、女子団体では8位の成績を残すことができました!
7月18日(金)より青森県にて行われる東北大会に向けてさらに練習に励んでいきたいと思います!
6月22日に多賀城市にて、第28回俳句甲子園の地方大会が開催されました。句の良し悪しはもちろん、ディベートの様子も加味して評価される俳句甲子園。「チーム磐高文学部」は一致団結し、昨年決勝で敗れた高校に勝つなど、めざましい活躍を見せてくれました。大会では優勝を逃したものの、その後の審査で句の良さを認められ、見事、2年ぶり9回目の全国大会出場を勝ち取りました。8月22日から愛媛県松山市で行われる全国大会に向けて、さらに句作に励もうと意気込んでいるところです。磐城高校文学部の名を全国にとどろかせてまいります!


6月9日から2週間または3週間、教育実習生がホームルームや学校行事、授業などで生徒たちとかかわりました。
1年次のクラスを担当した実習生は、25日のLHRで「大学紹介」を行い、期間が2週間だった実習生のスライドも含めて、6つの大学での生活について話しました。生徒たちからは、受験の準備や大学での勉強、生活時間などについて多くの質問があり、実習生はそのそれぞれに真摯に対応してくれました。最後は後輩たちの高校生活を後押しするような熱いメッセージで締めくくりました。


ビブリオバトルの校内予選に向け、各クラスでグループ発表を経てクラスのチャンプ本を決定しました!
発表ではパフォーマンスに工夫を凝らしたり、ディスカッションタイムの質問に対しその場で適切に返答したりと活発な活動ができました。
振り返りシートには「自分は苦戦したけれど、本への思いは伝えられた。」「あらすじだけでなく、紹介した本の魅力を面白く伝えられていて読んでみたくなった。」など、いつも読まないジャンルへの興味や表現することの楽しさを味わったようでした。


6月13日(金)、本校の卒業生である東北大学災害科学国際研究所の助教 新家杏奈さんより、震災からの復興や防災・減災を探究テーマにしている有志生徒に対して講演をいただきました。
中学生の時に東日本大震災にあった先生は、当時家族と沿岸をみてあるき、同じ沿岸でも被害が大きいところと小さいところがあることを知り、謎に思ったそうです。
そして高校生になり、毎週末、沿岸に通ってたくさんの人から聞き取り調査をおこない、その研究がいまだに続いているということでした。
高校生の身近な疑問や調査からのスタートが、大学での研究につながるということは、生徒たちにも大きな影響を与えてくれたのではないでしょうか。
先生のお人柄が表れていて、とてもなごやかに会が進む一方、本当にたくさんの質問がとびだす活発な講演会となりました。
