国際STEAMワークショップin Fukushima2025に参加しました。
2025年8月21日 16時35分8月16日(土)~18日(月)3日間にわたって、東日本大震災・原子力災害伝承館で国際STEAMワークショップin Fukushima2025が開催されました。このワークショップは、高校生が国内外の第一線で活躍する研究者や技術者と直接対話し、研究や仕事の面白さに触れて、さまざまなキャリアの可能性を知り考えていく機会となるワークショップです。これまでは理系女子を増やしていこうという目的で、女子生徒のみを対象として開催されてきましたが、今年から男子生徒も参加できるようになり、多くの国内外の男女の高校生が双葉の地に集まりました。海外からは8人、県外から17人、県内からは37人の高校生が参加し、本校からは4人の生徒が参加しました。
初日の午前中は双葉産業交流センターで特別講師やメンターの先生たちの講演後に、後援会の内容をテーマとしたグループディスカッションを9班(男女別)で行いました。午後はグループディスカッションの成果を各班が発表した後、東日本大震災・原子力災害伝承館を視察しました。夕方にはレセプションが行われ、参加者同士が食事をしながら交流を図りました。
2日目の午前中は各メンターからの講演後、9班(男女混合)に分かれて班ごとのテーマによりグループディスカッションを行いました。午後はグループディスカッションの成果発表後に、ラウンドテーブルディスカッションとしてアドバイザーの先生方やメンターとの質疑応答を行いました。夕方には復興に貢献する地元企業の1つである浅野撚糸株式会社の視察をしました。2日間を通して同時通訳がなされていたり、言語変換機なども準備されていたりしたので海外の方との共通理解や意思疎通に関する面での心配は皆無でした。参加生徒達はこの2日間を通して、研究者の方々に考え方や行動様式に共通点があることに気づくことができました。
3日目は希望者による福島第一原子力発電所の視察が行われました。本校生は3人の生徒が視察に参加しました。まず東京電力廃炉資料館で、事故の経緯や現段階までの廃炉作業の進捗状況の説明を受けました。廃炉進捗状況の説明の中で2号機から取り出すことができた燃料デブリのレプリカが提示されましたが、それは砂の一粒(約1g)ぐらいでした。燃料デブリの全量は800tなので、全量を取り出すには気の遠くなる時間が必要であることを参加者一同が実感しました。福島第一原子力発電所にはバスで移動し1号機から4号機の建屋を間近に見学することができました。建屋解体作業で汚染物質が大気中に飛散しないようにするためのカバーが建設中で、カバー建設や建屋解体作業はすべて遠隔操作による作業だという説明がありました。敷地内は発電所内で発生した汚染水を保管しておくためのタンクが1000以上あり、汚染水に含まれているトリチウム以外の放射性物質は浄化して、トリチウムについては海水で希釈して海洋に放出しているとのことでした。人類の技術の最先端を結集させながら、廃炉作業が少しずつ進んでいることを知ることができた見学会でした。
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