今年も2泊3日で合宿を行いました。
相馬高校、水戸桜ノ牧高校と合同で総勢53名が、朝から夜までバスケ漬けになって切磋琢磨しました。保護者さんとマネージャーさんがおいしく栄養満点の食事を作ってくださったり、地元社会人チームやOBがゲームの相手をしに来てくれたり、多くの人に支えられてやりきりました。布団の搬入搬出や掃除、食器洗いや洗濯なども協力して行いました。
バスケットボールの技術向上はもちろんでしたが、2日目の一番風呂をかけたフリースロー勝負!副キャプテンが熱戦を勝ち切った時が一番盛り上がりました。プールでのリレーでも見事1位になって、トイレ掃除も免れました。
この後に控えているリーグ戦や選手権予選でも、その勝負強さを発揮してほしいです。





8月4日(月)、本校主催の廃炉イノベーションツアーを開催しました。はじめは楢葉遠隔技術開発センター(NARREC)にて福島第一原子力発電所の廃炉を促進するための研究施設を見学しました。

原子炉内のVR体験中 大きな建屋のシャッター。大きすぎて金属では重量が問題。布でできています。

段差があっても走行できるクローラー式ロボット操作中 ドローン操縦中 スティック操作が意外と難しい。
その後、大熊町に今春できたばかりのCREVAおおくまにて二つの施設見学。どちらも新しく、コワーキングスペースが多く取られている施設は学生が自学をするのにもおすすめ。駅からも近いので利用するのもあり?(CREVAおおくま最寄りの大野駅はいわき駅から10駅先です。)

JAEA ANALYSiS LAB 放射線に関する測定を学ぶ施設 中間貯蔵事業情報センターにて中間貯蔵について学ぶ
お昼を挟んで、東日本大震災・原子力災害伝承館にて2つの講演をいただきました。一つ目は鈴森康一先生(東京科学大名誉教授)からパワーソフトロボティクスのお話です。金属ではなくふわふわした素材を使ったロボットは、映画ベイマックスのようでした。先生は「いいかげん」とおっしゃっていましたが、人と触れ合える新しいロボット技術に生徒たちの関心も高かったようです。
二つ目の講話は、震災の時小学校6年生だったという富岡町在住の男性からの話でした。どのようにして避難したか、当時の子供らしい様子なども話してもらい、年が近いこともあり、生徒自身の生活に当てはめて避難生活はどのようなものなのか、想像を巡らせるきっかけになったのではないでしょうか。

人口筋肉を引っ張ってみる生徒 震災当時の避難所を説明する様子
あわただしい研修旅行でしたが、それぞれにいろいろ考えながら廃炉についての最新技術や震災について学習できたのではないでしょうか。
最後に集合写真を撮りました。

生徒の感想文より
同じ福島県民として知っておくべきこと、考えなければならないことを学びました。普段なら行くことのできない場所や貴重な話を聞くことで改めて3.11や災害に対して理解を深めました。「震災前よりもパワーアップした街へ」そのためには、今ある課題を解決し、新しく気づいていくことが必要があり、技術・伝統を紡いでいこうと思いました。
8月3日(日)けんしん郡山市民文化センターにて開催された第63回福島県吹奏楽コンクール高等学校の部において、
磐城高校吹奏楽部が金賞さらに県知事賞を受賞し、東北大会への出場を決めました。
保護者の皆様、OBOGの皆様、日頃より温かいご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
県大会当日も多くの皆様の応援をいただき、その思いに応えるような演奏ができました。
第68回東北吹奏楽コンクールは、今月下旬の8月23日(土)に県大会と同じけんしん郡山市民文化センターを会場として開催されます。
東北大会でも「磐高サウンド」をお届けできるように練習を続けて参りますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。


7月24日(木)、生成AIについての教員研修会を開催しました。
まずは生成AIとは何なのか、そして生成AIでできることと学校でどのように活用できるかということについて、本校の情報科教員の岡田先生よりご講義いただきました。

その後、本校で日本経済新聞から支援を受け使用している「日経電子版 for Education」についてのオンライン研修を受講しました。教員だけでなく本校生徒すべてが日経新聞デジタル版を使用できますので、今後も大いに活用していきましょう。
7月31日(木)、1年次全員で東北大学のオープンキャンパスに行ってきました。
それぞれの希望する進路によって、青葉山キャンパス、星陵キャンパス、川内キャンパスに分かれて見学や講義体験をしました。
大学の雰囲気はもちろん、実際に案内や説明をしてくれる学生や、学問の内容などに触発されて、夏休みの学習のモチベーションを高くもってくれることを期待します。



令和7年7月30日(水)、画家の井上文太さんが来校され、本校で保管している国指定重要文化財「天冠埴輪」を見学されました。見学の際は、本校史学部の生徒3人が説明を担当し、井上さんの質問にも丁寧に答えていました。頼もしい!
見学終了後、井上さんから「磐城高校のために絵を描いてあげるよ」という大変ありがたい言葉をいただき、そのご厚意に甘えさせていただくことにしました。
‥‥ということで、早速校長室に移動。井上さんは、生徒たちの目の前で本校が愛する「天冠埴輪」の絵を描いてくださいました。


あっという間に天冠埴輪の姿がスケッチブックに浮かび上がっていきます。史学部の生徒達も、その様子を身を乗り出して見入っています。

制作中も埴輪の話で盛り上がります!史学部の生徒達も楽しそう。

20分後くらいでしょうか。ついに完成!!(※HPで公開することについてご本人の許可を得ております)

本校にとって、とても記念になる1枚が完成しました。井上さんのサイン入りの画集もいただき、みんなで記念撮影。とても有意義な時間を過ごすことができました。いただいた「天冠埴輪」の絵と画集は本校で大切に保管させていただきます。
井上さんの今後のますますのご活躍を祈念申し上げます。

放送
放送委員会です。7月21日~24日、東京での全国大会に参加してきました。


アナウンス部門に 澤田 夢生
創作テレビドラマ部門に 「恋花 ―コイバナ―」(池田 篠・依田 穂)


研究発表部門に 「ピンマイクのうマイクふう」(村上 茉香・小野 蒼太)

入賞はなりませんでしたが、全力を尽くしてきました。
令和7年7月23日(水)、夏期課外2日目の午後に、平消防署の協力を得て、本校職員を対象としたAED(自動体外除細動器)講習会を実施しました。
けが人や急病人が発生した際、その場に居合わせた人が速やかに応急手当を行えば救命効果の向上や治療の経過にもよい影響があります。突然の事故に臆することなく対応できるようにするため、参加した本校職員は真剣なまなざしで、心肺蘇生法(心臓マッサージ)とAED操作、緊急性の高いアレルギー症状に対応する「エピペン」の使い方について学びました。



一連の実技講習を通し、目の前の要救護者の命を救うために、私たちがとるべき手順や周囲へ指示、心構え、留意点をあらためて確認することができました。
本日の講習会は個人の救命スキルの向上だけでなく、地域社会全体にとっても大きな役割を果たす取り組みであると感じました。
後半は、担架による搬送についても学びました。成人男性を搬送する際に要する力は思ったより大変でした。負傷者の足側の方向へ移動することなど、その留意点について確認しました。
本講習会で学んだ一次救命処置を生かし、本校における教育活動の緊急時の対応はもちろんこと、地域社会の一員としてもその役割を果たしていきたいと思います。
ご指導いただいた平消防署の皆様、ありがとうございました。
7月18日(金)、本校体育館にて夏休み前の全校集会が行われ、それに先立ち、全国大会へ駒を進めた仲間たちを応援する壮行会が盛大に執り行われました。
全国大会壮行会~熱いエールが送られました!
壮行会では、校長先生の激励のあと生徒会長から選手たちへ熱いメッセージが贈られました。「戦いは最後まで何が起こるかわかりません。例えば、野球では9回2アウトから勝敗がひっくり返ることもあります。最後まで諦めずに頑張って戦ってきてください!」と力強いメッセージが送られました。
続いて、全国大会に出場する各部活動の代表者が挨拶しました。山岳部の代表からは、「競技の場は山なので、電波は届きませんが、皆さんの応援はきっと届くと思います。応援よろしくお願いします!」と、ユニークながらも感謝の気持ちが伝えられました。また、女子ラグビー部の代表は、「部員とは、部活動は100%、勉強は200%頑張ると話しました。応援よろしくお願いします!」と、文武両道を誓う決意を表明しました。



7月17日(木)のアセンブリーで新たに誕生した第79代応援団を中心に、全校生徒による力強い応援が選手たちへ向けられ、会場は一体感に包まれました。
校長先生からのメッセージ~未来を創る高校生へ

壮行会の後に行われた夏休み前の全校集会では、校長先生から生徒たちへ、高校生としての心構えについて深く考えるメッセージが贈られました。
校長先生は、生徒たちに「高校生として何を考え、何を解決していくのか。たとえ解決に至らなくても、その考え方は将来大人になった時に社会をどう変えていく力になるのか、変えた結果何を実現したのか、そこまで考えてほしい」と語りかけました。「皆さんは未来の大人です。皆さんが未来を創り、その未来がより良いものになるかどうかは、一人ひとりが自分に与えられた時間とどう向き合うかで大きく変わると感じています」と、主体的に時間を使うことの重要性を強調しました。
「高校生という時間はあっという間であり、3年次生にとっては残りわずかです。その瞬間は二度と取り戻すことのできないものです。その瞬間を自分なりに受け止め、自分の未来につなげていくことが大切です。自分のために自分に与えられた時間をどう使うか。『使いなさい』と他人から言われてやるのではなく、できれば主体的に時間を使ってほしい。受け取るのではなく、自分から取りに行く。スタートラインで時間の使い方を考えてから、有意義な夏休みに入ってほしい」と、自らの意思で行動することの意義をお話しされました。
各指導部からの連絡
進路指導部長からは、年次別に夏休み中の学習について具体的なアドバイスがありました。
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1年次生へは「中学校とは違う、高校生レベルの学習習慣を身につけよう」。
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2年次生へは「目標を高く持ち、その実現には努力や責任を伴うが、努力する価値はある」。
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3年次生へは「やれればできる。決断し努力できるか。覚悟を決める夏にしよう」と、進路実現に向けた心構えが語られました。
最後に、生徒指導部長からは、磐城高校生のヘルメット着用率が1年間で87.8%に伸びたことが報告されました。「皆さんの命を守るのは皆さん自身です。ヘルメット着用をはじめとして、交通ルールに気を付けてください」と注意喚起がありました。また、「夏休みの過ごし方に関するプリントが本日配布されます。保護者の皆様へのお願いであるとともに、皆さんへのお願いでもあります」と説明がありました。特に「山、川、海などの夏ならでは事故に気をつけることに加えて、スマートフォン、特にSNSに起因する問題には十分注意しましょう」と、改めて注意が促されました。
7月22日(火)からは夏期課外が始まります。進路実現に向けて、磐城高校生一丸となって頑張りましょう!
7月17日(木)ASSEMBLY(文化部発表会)が行われました。当日の様子を写真で紹介します。













第78回福島県総合スポーツ大会バレーボール競技会(少年男子の部)が、7月3日(木)~5日(土)にあいづ総合体育館等で行われました。
本校男子バレーボール部は少年男子の部でベスト8に入り、11月19日から行われるFTV杯(春高バレー予選会)の出場権を得ました。
本校男子バレーボール部のFTV杯出場は、平成19年度以来18年ぶりとなります。FTV杯でのさらなる活躍を期待しています。

本校2年生、英語コミュニケーションⅡの授業で、教育を受けられない世界の子供たちに本を届けるボランティア団体の活動について学びました。レッスンのまとめとして、ボランティアについて考えることを、AIと対話してもらいました。

①AI利用にもリスクはある
スマホの利用にもメリット・デメリットがあるように、AIの利用にもメリット・デメリットがあるはずです。
スマホに依存性・中毒性があるように、自分の頭で考えずに何でもAIに聞いて済ませようとする人も出てくるでしょう。
しかし今の時代、スマホやAIをまったく使わないのも現実的ではありません。リスクも踏まえて、適切な利用の仕方を考えていくべきです。
②まずは、使ってみる
AIの利点は、各自のペースで個別学習ができることでしょう。今回はGoogleのGeminiを使って、AIと文字で対話してみます。
最近はいろんな入力方法があるとはいえ、キーボード入力は、まだ必要なスキルだと思います。
③AIに指示をする(プロンプト)
AIへの指示文は、教員が用意し、コピー・貼り付けで入力、でもいいでしょう。今回はGoogle Classroom上で、課題を配信・提出にしました。
④応答のレベルを調整する
特に指示しなければ、AIはネイティブの語彙で饒舌に話してきて、圧倒されます。「簡単な英語を使ってね」「発言は短く抑えてね」などと伝えると、調整してくれます。
⑤まずは質より量で
AIに指示すれば添削もしてくれますが、最初から正確性にこだわると、間違いを恐れて「遅く少量のアウトプット」になりがちです。
まずは気軽に、大量に読んで大量に書きながら、徐々に洗練させていくほうがよいと思います。
⑥正解を聞くのではなく、自分の思考を深めさせたい
AIに聞けば一瞬で「正解らしきもの」を教えてくれますが、それでは「自分で考えない人間」になるだけです。「対話・やりとりを通して自分の考えを深めるような使い方」ができればいいなと思います。

この度、本校野球部にゆかりのある地域の方から、夏の甲子園準優勝(昭和46年)の際の記念品を寄贈いただきました。
全国高校野球選手権福島県大会に向けて練習している生徒にも大きな励みになりました。
こういった地域の皆様からの思いを力に、7月12日に迎える初戦に向けて頑張ってまいります。
