英語の授業でAIを使ってみた
2025年7月10日 16時30分本校2年生、英語コミュニケーションⅡの授業で、教育を受けられない世界の子供たちに本を届けるボランティア団体の活動について学びました。レッスンのまとめとして、ボランティアについて考えることを、AIと対話してもらいました。
①AI利用にもリスクはある
スマホの利用にもメリット・デメリットがあるように、AIの利用にもメリット・デメリットがあるはずです。
スマホに依存性・中毒性があるように、自分の頭で考えずに何でもAIに聞いて済ませようとする人も出てくるでしょう。
しかし今の時代、スマホやAIをまったく使わないのも現実的ではありません。リスクも踏まえて、適切な利用の仕方を考えていくべきです。
②まずは、使ってみる
AIの利点は、各自のペースで個別学習ができることでしょう。今回はGoogleのGeminiを使って、AIと文字で対話してみます。
最近はいろんな入力方法があるとはいえ、キーボード入力は、まだ必要なスキルだと思います。
③AIに指示をする(プロンプト)
AIへの指示文は、教員が用意し、コピー・貼り付けで入力、でもいいでしょう。今回はGoogle Classroom上で、課題を配信・提出にしました。
④応答のレベルを調整する
特に指示しなければ、AIはネイティブの語彙で饒舌に話してきて、圧倒されます。「簡単な英語を使ってね」「発言は短く抑えてね」などと伝えると、調整してくれます。
⑤まずは質より量で
AIに指示すれば添削もしてくれますが、最初から正確性にこだわると、間違いを恐れて「遅く少量のアウトプット」になりがちです。
まずは気軽に、大量に読んで大量に書きながら、徐々に洗練させていくほうがよいと思います。
⑥正解を聞くのではなく、自分の思考を深めさせたい
AIに聞けば一瞬で「正解らしきもの」を教えてくれますが、それでは「自分で考えない人間」になるだけです。「対話・やりとりを通して自分の考えを深めるような使い方」ができればいいなと思います。