令和6年度English Fellow Meeting(小中高連携英語授業研究会)を開催しました。
2025年1月31日 11時55分令和7年1月30日(木)、いわき域内小・中学校の英語教育の核となる先生方、いわき地区中教研・高教研英語部会担当者、及び県教育委員会英語担当指導主事をお招きし、本校主催のEnglish Fellow Meetingを開催しました。この会は今年度初めて開催するもので、各校種における英語指導上の課題と接続上の留意点、育成したい英語の資質・能力を共有し、いわき域内指導者の校種を超えた連携意識の醸成と英語教育のさらなる充実を図ることをねらいとしています。
まず、5校時の1年次 英語コミュニケーションⅠ、2年次 英語コミュニケーションⅡの授業を公開しました。
公開授業の後は、別室に移動し、参加者による意見交換会を行いました。
本校校長による英語でのあいさつの後、授業者による自評では「授業を組み立てる時に、中学校のCAN-DOリストからの発展を意識し、内容的な繋がりも考えながら指導している。」、「最終的には海外の人々とコミュニケーションできる力を育成したい。自分の頭で考える活動を大切にしている。」といった話がありました。公開授業に関するその後の質疑が英語で行われる場面もあり、本会の趣旨が浸透しているよう感じました。
続いて、小、中、高(高教研英語部会担当者・本校英語科職員)の各校種からなる6人グループで情報や意見の交換を行いました。本日の授業の感想、気づき、疑問点、各校の課題等のほか、ICTやAIの活用、評価法、4技能の指導、児童生徒のモチベーションの上げ方、大学・高校受験指導、電子辞書の取扱い、授業素材の選定の仕方等、英語教育に係るさまざまな話題について話し合い、児童・生徒の英語力の向上について、協議と考察を行いました。
最後に、参加していただいた指導主事の方々から、「小中高それぞれの立場から同じ目標に向かって児童生徒を教育していくことの重要性を再確認し、今後の指導に生かせる情報交換を行えてとても有意義でした。このような会はとても貴重なので今後も続いていくことを願います。」と感想をいただきました。
以下、参加していただいた先生方の感想を一部ご紹介します。
「小中高の接続という点から、とても貴重な経験をさせていただきました。難易度は違えど小中高で同じ題材、内容を扱っている単元もあり、自分自身も生徒が小学校でどう学んできて、進学後どう学んでいくのか、そのつながりを意識して授業を組み立てていきたいと強く思いました。」
「中学校、高等学校の先生方と授業設計や指導方針などについて情報共有をできたことで、共通点や相違点について知ることができました。それぞれの指導の仕方を理解しつつ、“繋がり”をもっと意識して指導していくことが大切だと感じました。また、ゴールとなる高等学校の生徒像をもつことができたので、今後、小学校段階でできることを1つ1つ積み重ねていきたいと改めて思いました。」
今後も、いわき地区進学指導拠点校としての本校の使命と役割を意識しながら、生徒の夢の実現に一層努力してまいります。