修学旅行4日目 文学部作品集
2021年11月26日 20時02分先ほど後発組も無事にいわき駅に帰着し、それぞれ解散となりました。最終日の文学部生徒の作品をご紹介します。
・凩(こがらし)や三井の晩鐘のあおいろ (小野心愛)
・学友がもたれかかった熱のまま飲み干してみたオレンジジュース (髙橋ひより)
・列車待つ人がまばらになってゆく蜜柑とラトブ私を待ってる (小野心愛)
文学部の皆さん、旅行期間中多くの作品をありがとうございました。
先ほど後発組も無事にいわき駅に帰着し、それぞれ解散となりました。最終日の文学部生徒の作品をご紹介します。
・凩(こがらし)や三井の晩鐘のあおいろ (小野心愛)
・学友がもたれかかった熱のまま飲み干してみたオレンジジュース (髙橋ひより)
・列車待つ人がまばらになってゆく蜜柑とラトブ私を待ってる (小野心愛)
文学部の皆さん、旅行期間中多くの作品をありがとうございました。
クラス別研修の1日を振り返る、文学部生徒の作品を紹介します。
・朝起きて琵琶湖幽天映したり (H.S.)
・池に落つ樹葉のシーン冬隣 (富岡凜)
・都会でも信号機は信号機だしぼくたちだってちゃんとぼくたち (髙橋ひより)
・石垣の上にそびえし彦根城そっぽ向く君の頬に差す赤色 (春日美紅)
・頭揺れ稲穂も揺れる帰り道微睡む肩に人の温もり (春日美紅)
・寝静まる琵琶湖に開いた黒い穴この愛を不法投棄先 (春日美紅)
・星冴えて琵琶湖に鼓動宿りけり (髙橋ひより)
・指折って数える日にち夢覚めて琵琶湖の上を滑り去る船 (春日美紅)
・凍空や可愛いあの子の毒舌 (小野心愛)
・バス窓とカメラロールはあけておくいつか一人でまた来る日まで (小野心愛)
いよいよ最終日です。今日は三井寺・延暦寺を訪れる予定です。
昨日に続き、文学部生徒の作品を紹介します。東大寺を振り出しに奈良を満喫した1日を振り返る作品です。
・鹿撫でる女の指のやはらかさ (春日美紅)
・旅先の寺と仏と恋みくじ最大公約数のカワイイ (髙橋ひより)
・カプチーノ一口飲んだ栗落ちた (春日美紅)
・苔むして春日の燈籠銀杏散る (小野心愛)
・夜の鹿鳴きて電線震えたり (H.S.)
・水平線空の明かりに照りにけり (富岡凜)
3日目はクラス別コースです。次回はまた明日の朝に作品を紹介します。
文学部有志による修学旅行を振り返る俳句・短歌を紹介します。旅程の順に並んでいます。
・風冴ゆる夜明けを抜けて東京へ (小野心愛)
・特急の連結部はもう怖くないタコの人形つまみ上げつつ (髙橋ひより)
・影伸びる紅葉化粧の法隆寺 (春日美紅)
・古寺と鴉を絵取る冬茜 (H.S.)
・法隆寺柿食ふ子規の輪郭線 (小野心愛)
・やはらかなペットボトルをにぎりしむ 仏の顔はたぶん冷たい (髙橋ひより)
・初時雨万丈の眺め法隆寺 (富岡凜)
・旅先の枕は白し秋の空 (髙橋ひより)