文学
8月23日・24日に、俳都・松山で行われた俳句甲子園の全国大会に出場してきました。結果は、予選リーグ1勝2敗で、惜しくも決勝トーナメントには進めませんでした。しかしながら、会場は幸運にも審査委員長が夏井いつき先生で、直々に句を評価していただくことができました。また、大会全体の総句数1800句あまりの中から13句しか選ばれない優秀賞に、3年の吉村優菜さんの句が選出され、審査員の神野紗季先生から直筆のメッセージが入った句集を頂戴しました。全国の俳句仲間達とも交流を深めることができ、有意義な時間を過ごすことができました。来年も松山の地を訪れることができるよう、一層努力していきたいと思います。

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先ほど後発組も無事にいわき駅に帰着し、それぞれ解散となりました。最終日の文学部生徒の作品をご紹介します。
・凩(こがらし)や三井の晩鐘のあおいろ (小野心愛)
・学友がもたれかかった熱のまま飲み干してみたオレンジジュース (髙橋ひより)
・列車待つ人がまばらになってゆく蜜柑とラトブ私を待ってる (小野心愛)
文学部の皆さん、旅行期間中多くの作品をありがとうございました。
文学
クラス別研修の1日を振り返る、文学部生徒の作品を紹介します。
・朝起きて琵琶湖幽天映したり (H.S.)
・池に落つ樹葉のシーン冬隣 (富岡凜)
・都会でも信号機は信号機だしぼくたちだってちゃんとぼくたち (髙橋ひより)
・石垣の上にそびえし彦根城そっぽ向く君の頬に差す赤色 (春日美紅)
・頭揺れ稲穂も揺れる帰り道微睡む肩に人の温もり (春日美紅)
・寝静まる琵琶湖に開いた黒い穴この愛を不法投棄先 (春日美紅)
・星冴えて琵琶湖に鼓動宿りけり (髙橋ひより)
・指折って数える日にち夢覚めて琵琶湖の上を滑り去る船 (春日美紅)
・凍空や可愛いあの子の毒舌 (小野心愛)
・バス窓とカメラロールはあけておくいつか一人でまた来る日まで (小野心愛)
いよいよ最終日です。今日は三井寺・延暦寺を訪れる予定です。
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昨日に続き、文学部生徒の作品を紹介します。東大寺を振り出しに奈良を満喫した1日を振り返る作品です。
・鹿撫でる女の指のやはらかさ (春日美紅)
・旅先の寺と仏と恋みくじ最大公約数のカワイイ (髙橋ひより)
・カプチーノ一口飲んだ栗落ちた (春日美紅)
・苔むして春日の燈籠銀杏散る (小野心愛)
・夜の鹿鳴きて電線震えたり (H.S.)
・水平線空の明かりに照りにけり (富岡凜)
3日目はクラス別コースです。次回はまた明日の朝に作品を紹介します。