図書館より
読書会 作家・四季大雅氏を招いて【図書委員活動 いわき地区図書委員連合会】
11月19日(火)に、いわき地区図書委員連合会後期研修会を開催しました。
いわき地区図書委員連合会は、毎年前期・後期の1回ずつ、いわき地区の13の高校の図書委員会が集まり、
学校図書館の活動報告、意見交換、研修などを通じて交流を持つ委員会活動です。
今回は、作家・四季大雅先生をお招きし、先生の作品を読んでの読書会を開催しました。
読書会とは、事前に決められた課題図書を読み、それについて疑問や感想を互いに交し合う、本を使ったディスカッションです。
今回の課題図書は以下の3冊で、2グループずつ計6グループに分かれて読書会を行いました。
①『バスタブで暮らす』
②『わたしはあなたの涙になりたい』
③『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』
作品に出てきたオノマトペや道具の暗喩、登場人物の行動の意味についてなど、
同じ作品を読んでいても、各人から出される感想や質問、疑問は様々で、
読書会の様子をご覧になっていた四季先生も生徒たちのディスカッションに加わり、各班大いに盛り上がりました。
班ごとのディスカッションを終え、それぞれのまとめを発表した後は、読書会をご覧になっていた四季先生からの講評をいただきました。
どんな思いでそれぞれの作品を書いたのか、どんな想いを込めて書いていたのか、創作時のこぼれ話など様々な話題の中には、
作中の東日本大震災の描写に関する先生の想いもお話しされていました。
その後の生徒、先生間の質疑応答では、時間が足りないくらい熱の入ったやり取りが続き、
鋭い質問も飛び交い、読書会での感想や読み込みがより一層深まった様子でした。
図書館では、四季大雅先生にいただいたサインと今回の課題図書3冊のミニ展示を行っています。
いわきのいろいろな場所が登場する作品もあるので、ぜひ、手に取って読んでみてください。