図書館より

今月の本の展示 【貸出0回本特集】

 

今年度前期(2024年4月~9月)に図書館で購入した本のうち、まだ誰にも貸出されていないを集めて展示しています。

 

    

 

 

世界的ベストセラーが読みやすくなって戻ってきた『グラフィック版 ソフィーの世界』や

第37回三島由紀夫賞の候補作にもなり話題となったSF小説『ここはすべての夜明け前』、

東大の入試問題から化学の面白さを解説した『入試問題で味わう 東大化学 』、

女性皇族として初めて海外で博士号を取得された彬子女王殿下の留学体験記『赤と青のガウン』などなど

魅力的な本たちが、初めて貸出されて読んでもらえるのを待っています!

 

冬休みの長期貸出も行っているので、この機会に展示本たちの最初の読者になってみてください。

図書館入口外にある大型ガラスケースと館内の人気作家コーナー近くそれぞれで本を展示しています。

 

 

 

 

冬休みの長期貸出開始・クリスマス読書企画 【読書の贈物】

 

 冬休みに向けて、本の長期貸出を始めました。

 1月10(金)まで、冊数無制限で本を借りることができます。

 今借りれば、一ヵ月ほど利用することができるので、進路関係や趣味の読書など色々な本に親しんでください。

 

 また、クリスマスの読書イベントとして【読書の贈物】を開催しています。

 

〇企画内容

 クリスマスプレゼントのように、ラッピングした本を貸出しています。

 ラッピングの中身は、特定のテーマに関連する本2冊です。

 

テーマ一例)【サンタクロースに会えたなら】  【失恋クリスマス】

      【2025年アニメ化原作】        【作らなくとも楽しめる料理の本】

      【疲れた心と体を休める】                  【ご利益あるかも!?】    

 など22のテーマを準備しており、ラッピングの表面にそれぞれのテーマが書いてあります。

  

 

 気になるテーマを見つけたら、そのままカウンターに持ってくると借りることができ、

どんな本が入っているのかは開けてからのお楽しみ、という読書企画です。

 用意しているテーマ一覧と見本を、1、2階生徒昇降口近くの掲示板に展示しています。

 

 早速、貸出になったテーマも3つあります。

 自分の好みで本を選ぶのも楽しいですが、テーマからあれこれ想像しながらラッピングを開けるドキドキもたまにはいかがでしょう?

 いつもと違った本と出会う。偶然手に取ったものから思いもかけない本を見つける。

 そういった出会いをプレゼントできれば、図書館としてもうれしい限りです。

 

 

 また、クリスマス企画の前に行っていた読書イベントについて。

 毎年10月末から11月の頭にかけて【秋の読書週間】という、期間があります。

 本校図書館では今年度、この期間にちなんで、ポイントカードを使った読書イベントを開催していました。

 

 

 

 図書館に来館したり、本を借りるととでポイントがたまり、5、10ポイントごとに本に関連した景品を渡していました。

  

 

 期間中イベントに参加してくれたのは、40人弱。そのうち10人ほどが、期間内にポイントを貯め終わってブックカバーをもらっていきました。

 楽しそうに生徒の皆さんが参加してくれたので、図書館では今後も様々な読書イベントを行っていきたいです。

 

 

読書会 作家・四季大雅氏を招いて【図書委員活動 いわき地区図書委員連合会】

 

11月19日(火)に、いわき地区図書委員連合会後期研修会を開催しました。

 

いわき地区図書委員連合会は、毎年前期・後期の1回ずつ、いわき地区の13の高校の図書委員会が集まり、

学校図書館の活動報告、意見交換、研修などを通じて交流を持つ委員会活動です。

 

今回は、作家・四季大雅先生をお招きし、先生の作品を読んでの読書会を開催しました。

読書会とは、事前に決められた課題図書を読み、それについて疑問や感想を互いに交し合う、本を使ったディスカッションです。

 

今回の課題図書は以下の3冊で、2グループずつ計6グループに分かれて読書会を行いました。

①『バスタブで暮らす』

②『わたしはあなたの涙になりたい』

③『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』

 

作品に出てきたオノマトペや道具の暗喩、登場人物の行動の意味についてなど、

同じ作品を読んでいても、各人から出される感想や質問、疑問は様々で、

読書会の様子をご覧になっていた四季先生も生徒たちのディスカッションに加わり、各班大いに盛り上がりました。

 

 

班ごとのディスカッションを終え、それぞれのまとめを発表した後は、読書会をご覧になっていた四季先生からの講評をいただきました。

どんな思いでそれぞれの作品を書いたのか、どんな想いを込めて書いていたのか、創作時のこぼれ話など様々な話題の中には、

作中の東日本大震災の描写に関する先生の想いもお話しされていました。

 

その後の生徒、先生間の質疑応答では、時間が足りないくらい熱の入ったやり取りが続き、

鋭い質問も飛び交い、読書会での感想や読み込みがより一層深まった様子でした。

 

 

図書館では、四季大雅先生にいただいたサインと今回の課題図書3冊のミニ展示を行っています。

いわきのいろいろな場所が登場する作品もあるので、ぜひ、手に取って読んでみてください。

 

 

図書委員会活動 第2回店頭選書

 

 活動係(図書委員外部活動担当)の有志で、10月22日(火)にヤマニ書店ラトブ店さんにて店頭選書を行いました。

   

店頭選書とは?

 図書館で購入する本を、直接本屋さんで選ぶ図書委員会の活動です。

 今回は、高月祭古本市の売上金を購入資金として活用しました。

 

※写真はお店の方に許可を得た上で、他のお客様の顔が写らないようにして撮影しました。

 

 高校生の目線で直接選書し、購入した本は全部で19冊です。一部を以下にご紹介します。

・『葬送習俗事典 死穢の民俗学手帳』    ・『誰が勇者を殺したか』   ・『口に関するアンケート』

・『プロジェクト・インソムニア』      ・『テミスの剣』       ・『Ank: a mirroring ape』

・『ここに物語が』               ・『青に溺れる』       ・『あの夏が飽和する。』

 

 図書館の新着図書コーナーに並んでいます。早速貸出された本もありました。

 

 

 

図書館だより発行・読書の秋【新書入門展示】

 

◇9月の図書館だよりを発行しました。

図書館だより(9月号).pdf

新着図書一覧(9月).pdf

 

◇新書入門展示

 小説以外の本にも親しんでもらえるよう、新書展示をカウンター前で行っています。

 評論読解や小論文などを見据えて、今から新書に慣れてほしいと思い、

読みやすいレーベルを中心に岩波新書や中公新書など各出版社の新書を紹介しています。

 合わせて、1、2年生の学年クラスルームでは新書紹介のレジュメを配布しました。(※内容が入門編のため、1、2年次のみの配布)

 新書がどういったものか、どういうときに必要になるか、どんな種類があるのかを簡単にまとめています。