市川パンさん、美味しいパンをありがとうございました!

 9月30日(月)、ついにその日を迎えました。この度、これまで70年以上本校生の昼食を支えていただいた、いわき市の老舗パン店「パンとケーキ市川」さん(以降、「市川パン」と呼ばせていただきます)の閉店に伴い、この日が本校への最後の訪問販売の日となりました。

 当日は朝から生徒達も何だかそわそわ。3校時終了後には、パンの購入を求める生徒の列が1階の販売場所から3階まで続きました。

案の定、3校時目の休み時間には全てのパンが売り切れてしまいました。目の前で最後の1個がなくなった生徒の悔しそうな姿が印象的でした。残念!

購入できなかった生徒のためにと、販売の方は一度店舗に戻り、「メロンパン」と「チョコチップパン」をお昼休みに再度販売していただきました。当日の臨機応変な対応、生徒・職員を代表してあらためて感謝申し上げます。

 

昼休みには、生徒会の生徒達が中心となり、市川パンさんに今までの感謝の気持ちを伝えるためのセレモニーを開きました。

代表生徒が思い出と感謝の言葉を述べ、花束を贈呈しました。

販売の方から、「市川パンが来なくなっても、お昼ご飯をたくさん食べて元気に勉強と部活動を頑張ってください!」と、とてもあたたかいお言葉をいただきました。

 

生徒達の「い~ちか~わぱん!」、「い~ちか~わぱん!」の大合唱の中、担当の方は本校を後にしました。

毎日、当たり前のようにいつもの場所で私たちを待っていてくれた販売の皆さんと市川パンの美味しいパンに会えなくなるのはとてもさみしいです。特に、磐城高校で食べる「デンマークパン」はまさに青春そのものでした。

市川パンの皆さんの期待に応えられるよう、これからも生徒・職員一丸となって頑張ります。今まで本当にありがとうございました。